「大人と子どものための読みきかせの会」
10月17日(木)
めぐみ幼稚園ホールで
「大人と子どものための読みきかせの会」の公演が開催されました。
先ずは
子どもたちの元気なご挨拶から
「おはようございま~す」
そして、園長先生のお話があり、
読み聞かせの会の代表でもある
中澤貴恵子(中井貴惠)さんに
バトンタッチ。
またまた子どもたちの元気なご挨拶
「おはようございま~す」
演題「つりばし ゆらゆら」
作 もりやまみやこ
絵 つしだよしはる
出版 あかね書房
「つりばし ゆらゆら」は、
この会の第一作目作品で
代表の貴惠さんと、
この絵本との出会いが
会誕生のきっかけなんですって
幼稚園の舞台上には
大きな絵本が
セッティングされています!
朗読は中澤貴恵子さん
ピアノの生演奏と仕掛け絵本での読み聞かせです
(後ろの人にも見えるように大きな仕掛け絵本を作りました。
とおっしゃってました)
読み聞かせがはじまると・・
ざわざわとおしゃべりしていた
子どもたちは一転
貴惠さんの素晴らしい朗読に引き込まれ
ピアノのきれいな音色に集中して耳を傾け、
キラキラした目で「次は一体どうなるの」と
ワクワクする絵本の世界に
魅了されていました。
モノクロの迫力と躍動感溢れる吊り橋のシーンから続く
鮮やかで真っ赤な椿の花を一輪だけ持って
こんすけが橋の上に置くカラーのシーンといい、素晴らしい。
吊り橋で
「また いつか あそぼ」とつぶやき
さよならをするシーンで流れた、
ショパンの『別れの曲』のピアノ旋律。
最後にこのオリジナルテーマ曲を
ピアノで弾いてくださいました。
読みきかせが終わり、貴惠さんが
「この幼稚園で
読み聞かせをするようになって
15年目です・・・
今日のお話の中で、
ゆらゆら橋を毎日少しずつ前進して
半分まで行けた。
半分まで行ったけど、
きつねの女の子に会うことが出来なかった。
自分には出来ないことを
半分だけでも、ちょっとだけでも
勇気を出してみるということ!
この絵本で
感じとっていただければ嬉しいです。」
と、おっしゃっていました。
1998年からこの会を始め
幼稚園や小学校養護学校で公演し、
病院訪問もしています。
この会の活動に賛同して下さった方々からの
ご協力いただいた募金のおかげです。
と活動報告がありました。
ご興味のある方は、
読みきかせの会 http://www.konsuke.jp をご覧下さい
昨年の読みきかせは
「ぼくだけ しってる」でした。
今年は、きつねの子 こんすけ君が
小さな心の冒険をする
「つりばし ゆらゆら」
そして「あのこに あえた」が
この物語の続編となります。
この『きつねのこシリーズ』は全部で五冊。
挿絵もやさしくて可愛いらしく
幼年期童話にぴったり。
出来ることと出来ないことが理解出来て、
慎重さもでてきたり、でも挑戦してみたい!
恐怖心を克服しながら少しずつでも
前に進もうとする勇気
そして確実に前へ進んだことへの自身、
それが成長につながる事を教えてくれる、
その心の揺れがつり橋という設定で
上手に描かれている作品です。
父兄の方々もこの読みきかせに参加し
いつもの慌しい日々から美しい音楽と
大型絵本の世界に陶酔し、
ゆったりとした素敵な時間を
過ごせたのではないでしょうか。
「とてもきれいな日本語で心を落ち着け、
ぜひ語りかけるように子どもたちと話してください。
今日は同じ空間で読み聞かせを
皆様と共感できてよかった。」
と、園長先生
来年も是非来ていただくことを楽しみにしております。
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「読み聞かせの会」を聞いて
優しい語りかけと美しい日本語
心地よいピアノの音色
気づいたら夢中できいている自分がいました
安心できる幼稚園で
子供と共に参加できることができて
とても温かい気持ちになりました
よかった!
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