年長さんの保育参観は、火曜日の活動の参観でした。
子どもの選んだ遊びにお母さんお父さんも一緒に参加します。
外ではけーどろ、リレーなどなど、「体をつかっての遊び」
テラスでは「つるぴか泥だんご作り」
ホールでの「劇ごっこ」
園長先生による「大工さん」
お手玉を縫う「ぬいものをしよう」、
その中から今回は「劇ごっこ」をご紹介します。
「劇ごっこ」は劇のお話を決める話し合いからはじまりました。
・何の劇をやるか?
・お話は本の通りにするのか?それとも自分たちでお話を作るのか?
・役はどうするか?
・衣装はどうするか?
そして劇ごっこの参観では、お母さんたちも劇をやります。
知らされていなかったお母さんたちはビックリ!
出来るのかなあ?と戸惑いながらも、子どもたちと同じように話し合い。
お母さんたちの劇は今の年長さんが年中のひなまつり発表会で上演した
「三びきのやぎのがらがらどん」になりました。
ちょうどお父さんがおひとり参加されていたので、トロル役に適任!と盛り上がるお母さんたち。
すぐに役も決まり、和気あいあい盛り上がってどんどん劇ごっこに熱が入っていきました。
子どもたちもお母さんたちもそれぞれ出番やセリフを覚えて、この後ホールで上演です。
子どもたちとの話し合いでお母さんたちの劇を先にやることになりました。
お母さんお父さんの劇は大成功。子どもたちも喜んでくれました。
「劇ごっこ、やるまでは苦手だと思っていたけどやってみたらすごく楽しかった!」
「見ているのは子どもたちだけだけど緊張した~」
「子どもたちの劇を見ていてもわからなかったけど、
自分がやってみたらセリフ覚えるのも振りを覚えるのも簡単なことではなかった。
子どもたちがんばっているんだな~!」
などお母さん方それぞれの感想でした。
さて、次はいよいよ子どもたちの劇です。
お話は「桃太郎と桃子」
3つほど劇のお話があがりましたが、真っ先にあがったのが「桃太郎」でした。
去年の年長さんがひな祭り発表会でやった「桃太郎」が子どもたちの心に印象深くずっと残っていて
あの桃太郎をやりたい!という子どもたちが多く、「多数決で決めよう」と子どもたち自身で「桃太郎」に決めました。
桃太郎の役は男の子と女の子で桃太郎と桃子になりました。
本の通りだと他の役はおじいさん、おばあさん、犬、猿、キジ、鬼、お姫様です。
みんなお姫様役がいいと言いました。それでは劇になりません。
じゃあ、おじいさんおばあさんじゃなかったら何がいい?
お供の動物を他の動物にしてみたらどうかな?と話し合い、
桃を拾ったのはお姉さんに、お供の動物はうさぎ、りす、ちょうちょになりました。
お姉さんにきび団子をもらった桃太郎桃子は鬼ヶ島に向かいます
鬼ヶ島に着きました。鬼が寝ています
鬼「ごめんなさい、許してください」「いいよ!」
せりふは子どもたちが自分で考えました。子どもたちの発想で出来た、全く新しい劇が出来ました。
後半はほとんどアドリブでしたが、さすが年長さん。鬼役の福田先生の演技に反応して見事にお話を作り上げていました。
年長さんだからこそできることです。子どもたちの成長を感じました。
子どもたちのやり終えた満足げな顔。
劇ごっこの楽しさを味わったお母さんお父さんにはこの時の子どもたちの気持ちがわかったのではないでしょうか。
ごっこ遊びは子どもの成長に不可欠。これからもいろんなごっこ遊びをしていきたいと思います。
今日の保育参観ではお母さんお父さんも童心にかえって汗だくで遊んだり、
久しぶりの土の感触を味わったり、子どもたちとの遊びを通じて同じ気持ちを共有できた一日でした。