どんぐりだんご
今年もどんぐりだんごの季節がやってきました。
隣の公園へ行き、どんぐりをたくさん集めました。
どんぐりだんごを作るため、みんなでどんぐりの殻を割ります。
積み木を使って割ります。年少さんも簡単に割ることができます。
年中さん、年長さんは年少さんの頃からどんぐりを割りどんぐりだんごを食べているので
丸々太ってつやがあるどんぐりがおいしいことを知っています。
どんどんどんぐりを割っていきます。
白いどんぐりがおいしいどんぐりです。
今年はたくさんの新鮮などんぐりが取れました。おいしいどんぐりだんごが食べられそうです!
みんな頑張って割ってくれました。
どんぐりの実を洗って汚れを取ります。
大きなお鍋にどんぐりと水を入れ火にかけます。皮が残っていますが煮ている間に取れていくのでこのまま煮ます。
重曹を入れます。
これから1時間ほど茹でて煮こぼす作業を8回ほど繰り返します。
最初は白いどんぐりも煮ると赤茶色になります。この赤茶色は何回煮ても変わることはありません。
煮たどんぐりは、チョコレートのような甘い匂いがします。
前日、先生方が夜まで8時間以上茹でこぼす作業をしたどんぐりは冷蔵庫で保管され
次の日の朝もう一度洗って茹で灰汁を取り、水分を絞ってやっとどんぐりだんごのたねができました。
これから年長さんがどんぐりだんごを作ってくれます。
年少さん年中さんは先生から聞いていて、「今日年長さんがどんぐりだんご作ってくれるんだ!」と楽しみに話してくれました。
どんぐりだんごのたねがはと組に届きました。
白かったどんぐりが茶色くなっているの不思議だね!
まずどんぐりだんごのたねをすり鉢とすりこ木でなめらかにつぶします。
すり鉢とすりこ木を見たことあるかな。使ったことあるかな。
先生が使い方を教えてくれました。
テーブルのグループのお友だちで協力して交代でつぶします。
すり鉢が動いてしまうので支えあいました。
粒がなくなってなめらかになるまでつぶしました。
そしてこのたねに何かを加えます。なんだと思う?
いろいろな答えが出ましたが、正解は片栗粉とお砂糖です。
片栗粉はなめらかにしたいとき、とろみをつけたいときに使います。お家でも使っているかな。
どんな料理に使われているかな?
先生がたねに片栗粉とお砂糖を入れ混ぜました。
分量は先生方の目分量です。毎年作っているので感覚でわかるそうです。
いよいよおだんごに丸めます。親指と人差し指で丸を作ったくらいの大きさ、ビー玉より少し大きめくらいに丸めましょう。
これくらいかな?
おだんごの大きさが違ってしまうと均一に蒸すことができないので、みんなで大きさを揃えよう。
お友だち同士で確認しあいながら丸めます。
いつも泥だんごを作って遊んでいるめぐみっこ、丸めるのが上手です!
丸めたどんぐりだんごのたねができました。蒸すために職員室に運びます。
おだんごを運んでいる年長さんに気付いて、お庭にいたさくら組さんが下から手を振ってくれました。
「おだんごを作ってくれてありがとう~!楽しみにしているよ!」
「後で持っていくから待っていてね!」
職員室では道下先生がおだんご作り。「だんご屋ミッチー開店です!」
これからこのおだんごを蒸しますよ。
ひばり組さんもおだんご作りが始まりました。
すりこ木を使う順番は数を数えて交代したり工夫していました。
力を使うので立ってつぶすのも
片栗粉とお砂糖を入れます。
雪みたいだね。という声があがりました。
マスクをしながらでもどんぐりのおいしい匂いがわかります。
大きさのそろったおだんごができました。
みんなで協力して職員室に運びました。
途中、さくら組のお友だちにおだんごを見せてあげました。
作ってくれてありがとう!と言ってくれました。
職員室はおだんごの甘い匂いでいっぱいです。
おだんごを蒸している様子を見ました。お鍋の下にお湯が入っているよ。
左が蒸す前のおだんご、右が蒸したおだんごです。
蒸した後はつやつやしています。
どんぐりだんごが完成しました。
今年はどんぐりがたくさん取れたので一粒が大きくなりました。
感染症対策のため職員が丸めたどんぐりだんごを食べました。
出来上がったどんぐりだんごが年長さんのお部屋に運ばれてきました!
年少さん年中さんは先にどんぐりだんごを食べています。
いただきます!
ほんのり甘くモチモチのおだんご。小さな粒の触感も残っていて、自然の恵みを感じられる味です。
大きいので一口では食べられませんでした。
おかわりもありました。
めぐみ幼稚園のどんぐりだんご作りは35年以上前から続いており、
福音館書店1984年かがくのとも「どんぐりだんご」(小宮洋夫著)を参考に作っています。
めぐみ幼稚園にはこの本の初版やハードカバーの本が数冊あります。
この「どんぐりだんご」の本を借りたいというお友だちが図書室にやってきて、
道下先生とお友だちで探しました。
今回はコロナ禍でのどんぐりだんご作りとなり、子どもたちと事前に話し合い万全の注意を払って行うことができました。
子どもたちは自分で気付いたときに手を洗い、調理中に喋った時には注意しあっていました。
どんぐりだんごは秋の味、めぐみ幼稚園の味です。